「経済政策」と「経済集計量による分析」について
前回、前々回に引き続き、
ミクロ経済学とマクロ経済学の違いを考えていきましょう。
今回は、「経済政策」と「経済集計量による分析」です。
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経済政策
ミクロ経済学とマクロ経済学の違い(経済政策)
〔ミクロ経済学〕
政府の役割は限定的。原則的に政府は市場に介入すべきではない。
具体的なニュースを例として用いると、タクシーの規制問題などが挙げられます。
これらの記事を読んでいると、政府の役割はタクシー市場は適切に
機能するよう手を尽くすことであることが、書かれています。
HUFFPOST SOCIETY
「格安タクシー」が消える? タクシー業界の規制が強化される理由とは
朝日新聞デジタル
タクシー規制―構造改革が欠かせない
〔マクロ経済学〕
政府は広範な役割を果たす。
財政政策や金融政策でもって市場に介入することができる。
具体的な例を用いると、消費税の増税問題や
アベノミクスの第一の矢の金融緩和政策などが挙げられます。
財務省
消費税引き上げの理由
内閣府
安倍内閣の経済財政政策
経済集計量による分析
ミクロ経済学とマクロ経済学の違い(経済集計量による分析)
財、サービス、労働、資産など、
多様な市場のデータを要約した経済尺度でもって分析する。
これはマクロ経済学独特の用語で、ミクロ経済学には定義がありません。
マクロ経済学では、一定期間内に国内で産み出された
付加価値の総額であるGDPや、経済における
全体的な価格水準を表す物価水準などを用いて、経済の動向を分析します。
このブログは経済集計量を用いて日本経済全体の動向を分析されています。
官庁エコノミストのブログ
(「ミクロ経済学とマクロ経済学の違い」シリーズ終わり)