「ありきたりの日常生活」を分析する経済学
ミクロ経済学を持ちネタとして、ブログをやっていると、
「そもそも経済学ってなに?」
という根本的な質問をいただくことがあります。
これらの質問について専門用語を交えて、説明できることは可能です。
ですが特別に難しい言葉を使わず、結論から言ってしまえば、
「ありきたりの日常生活」を分析する学問です。
「ありきたりの日常生活」―現在の横浜
例えば、YouTubeの動画に、こんな動画がUPされています。
この動画を見ると、横浜市営地下鉄センター北駅の様子が伺えます。
「となりのトトロ "さんぽ" 演奏会」フラッシュモブ
Wikipedia-センター北駅
突然、「となりのトトロ」が始まる以外は、今の日本人から見ると、
「ありきたりの光景」なのかもしれません。
横浜市にあるのセンター北駅でなくてもこのような光景は、
特段に珍しいものではないでしょう。
ですが、こういう場面こそ、実は経済学の出番です。
実は、経済学のフィルターを通すと、ありふれた日常の生活の中から、
たくさんの重要な問題を取り出すことができます。
「ありきたりの日常生活」―江戸時代の横浜
例えば、時間を現在ではなく、江戸時代に、巻き戻してみましょう。
横浜と言えば、つい160年前までは、人もまばらな寒村だったはずです。
人はいっぱいいますが、幕府の役人とペリー艦隊の関係者しかいませんね。
1853年、横浜村に来航したペリー一行
この時代の横浜村で「ありきたりの生活を送る人」を
センター北駅前に連れくれば、あまりの繁栄ぶりに、いろんなこと思い巡らすでしょう。
- 「どうすればこんなに人が集まってくるのか?」
- 「この豪華な建物はどうやって建てるんだ?」
- 「どうすればこんなにモノが手に入るのだろうか?」
- 「どうやったら横浜村でも同じことができるのか」
これらの疑問に答えるのが、社会の生産活動を調整する
システムを考える経済学と言う学問です。
(つづく)
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