問題解決のヒントぐらいは出せる経済学
前回では、経済学とは「ありきたりの日常生活」を
分析する学問であるということを説明しました。
「ありきたり」と言えば、そこらへんに転がっているような感じで、
大してありがたくとも何ともないかもしれません。
しかしそんな「ありきたり」の経済学でも、
日常の生活に潜む重要な問題をあぶりだし、
解決に貢献できるアイデアを提示することができます。
言い換えると、経済学とは日常生活の問題について
解決ができるかどうかは分からんが、ヒントは出せるよって感じですかね。
Adam Smith / [Duncan]
経済学が解決できそうな問題
その問題とアイデアを一例をあげるとこんなものがあります。
1.「江戸時代の横浜村では見られなかったような
モノやサービスの供給が、現在の横浜市ではいかに実現しているのか?」
2.「横浜市に限らず、日本全体で見たときでも、
経済システムが時々、上手くいかないときがある。
どのような理由で上手くいかなくなり、人びとを非生産的な理由に駆り立てるのか?」
3.「なぜ経済に浮き沈みがあるのか?
経済が年によっては『不景気』となるのはなぜか?」
4.「江戸時代の横浜と現在の横浜を比較すれば分かるように、
長期的に見て経済が、上昇しているのはなぜだろうか?」
ミクロとマクロの視点で日常生活を分析
今回は4つの問題とアイデアを取り出しました。
しかしどれも答えようと思えば本が書けてしまうぐらいのレベルの話なので、
詳しくは立ち入りません。
しかし、大ざっぱではありますが、カテゴライズして問題を整理すると、
- 1と2の問題→ミクロ経済学
- 3と4の問題→マクロ経済学
という学問体系で説明することができます。
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