ブランドネームも商品差別化の戦略
前回の記事では広告が消費者に対して、
「間接的な」情報提供を行うことを説明しました。
同じようなことがファーストフード店が持つブランドネームにも当てはまります。
ブランドネームもやはり「間接的な」情報提供を行います。
例えば、あなたが下のようなショッピングセンターに立ち寄り、
お腹がすいたので食事をしたいときのことを考えてみましょう。
イオン近江八幡ショッピングセンター
ブランドネームが伝える情報とは?
しかし、あなたは特にこのショッピングセンターについて詳しいわけでもなく、
特に食事のメニューについて希望があるわけではありません。
こういうときに頼りになるのがブランドネームです。
【HD】2013/01/18 ON AIR CM (30s) No.005 マクドナルド/朝マック
もしあなたがこのようなCMの情報を受け取っていればマクドナルドという
ブランドネーム自体に食事の価値を見出し、自ら店に行きつくことになります。
よく見ると、赤線で囲ったところにマクドナルドがありますね。
ブランドネームの負の側面
ショッピングセンターにおけるマクドナルドの例は、
ブランドネームが持つ正の側面を表していますが、
ブランドネームは一方で負の側面も持ちます。
ここらへんも広告がもつ賛否両論と非常によく似ています。
反対論がもつ意見としては、次のとおり。
- ブランドネームは正当化できないほど強い市場支配力を作り出す
- 同じ内容でもノーブランドの商品よりも高く売られている
- ブランドネームは消費者の非合理的な心理を操作している。
(「その広告、役に立つの?」シリーズ終わり)
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