「取引利益」シリーズまとめ
価格が下落すると、消費者余剰は下落します。
価格が下落したときの消費者余剰
逆に、価格が上昇すると、消費者余剰は減少します。
価格が上昇したときの消費者余剰
これまで5回にわたって「取引利益」シリーズを
引っ張ってきたのは、この2つの消費者余剰の変化について、説明するためです。
Board of Public Works Meeting / MDGovpics
取引利益と税金と死荷重
この図、何かに似てませんか?
お心当たりのある方ありがとうございます。あなたは、当ブログの愛読者です(笑)
それは税金と死荷重です。
政府の税収がかかった図
普段、みなさんが「ぜーきん」と聞いて、あまりイイ顔しなくなるのは、
「超ラッキー!!!」(個別消費者余剰)が、感じられなくなるからなのです。
それもただ単に政府の税収によって、「超ラッキー!!!」が、
感じられなくなるだけではありません。
価格の上昇(課税)によって、社会的損失である死荷重までも、感じてしまうからです。
もちろん感じ方は個人によって、さまざまです。ここでは、「個人が」というより、
社会全体として、そう感じてしまうということです。
ちなみに「取引利益」シリーズでは、生産者余剰については触れていません。
しかし、税金のくさびかかると、売り手の生産者余剰も、減少します。
個別消費者余剰と同じことです。
「取引利益」シリーズは、今回で終了です。
次回からは、みなさんがイヤ~な顔する「ぜーきん」について、
逆手にとって利用することを考えてみたいと思います。
((ノ(_ _ ノ)ヨロシクオネガイシマス
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