おちゃらけミクロ経済学: 独占的競争とは その2

2013年12月24日火曜日

独占的競争とは その2

独占的競争の3つの条件



前回梅田阪急(通称:うめはん)にあるレストラン街を
例に引っ張ってきて、独占的競争の3つの条件について触れてみました。


  • 多数の競争相手
  • 差別化された製品
  • 長期の自由参入と退出


この独占的競争っていうネーミングは誰が付けたのかは、分かりませんが、
なかなか良いと思います。
「独占」と「競争」を「的」という、あいまいな言葉でつなぐなんて(笑)


3つの条件には、「独占」や「完全競争」の特徴が入り混じっています。
以下では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。





DSC_0322 / hetgallery




カレー屋さんで独占的競争





多数の競争相手

これは、完全競争市場の特徴ですね。
うめはんのレストラン街にもなると、ラーメンは多数の店が販売しています。
お昼時の競争となると、それこそラーメンもあればカレーもあるし、丼物もあります。
数えだしたらキリがありません。



差別化された製品

これは、独占市場の特徴ですね。
もし、あなたがカレーはカレーでもタイカレーのお店を出店し、
お客さんからの支持を得てしまえば、販売するカレーの値段は
ある程度自由に操作ができるようになります。
これは、独占企業が市場支配力を持つことと同じです。



長期の自由参入と退出

これは完全競争市場の特徴ですね。
長い目で見れば、あなたがオープンさせたカレー屋さんのあとに、
インドカレーで差別化した別のお店が、テナントとしてやってくるかもしれません。
また、ひょっとしたら、あなた自身が儲からないと思って、うめはんを去ることに
なるかもしれません。



次のシリーズでは製品の差別化について突っ込んでいきましょう!



(「独占的競争とは」シリーズおわり)







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