独占でも完全競争でもないハイブリッドな市場
今まで当ブログでは、すでに3つの市場構造に見てきました。
今回のシリーズは、この3つの市場構造のうち、どのタイプにも
当てはまらない、独占的競争という市場構造について、考えていきます。
DSC_0292 / hetgallery
とても現実的な市場構造
独占的競争は、どれタイプにも当てはまらないと書いてしまいましたが、
現実の世界がとてもよく描写されています。
独占市場や、完全競争市場の特徴が、ハイブリッドに混ざっているためです。
管理人が、20分くらい電車に乗って大阪市内に足を延ばすと、
梅田阪急(通称:うめだはん)があります。身近な例を出すと
そこのレストラン街はちょうど、独占的競争の世界です。
仮にあなたがそのレストラン街においしいラーメンの店を出店しようと、
考えているとしましょう。
他にもラーメンを出す店はありますが、その店とまったく同じ値段か、
それ以下の値段でないと売れないかと言われればそうではありません。
提供するラーメンの特徴や広告の方法を考え、お客さんに
他のラーメンとは違うことをアピールできれば、
少々値段が高くても売ることはできます。
独占的競争の条件
とまあ、独占的競争の身近な例を百貨店のレストラン街を使って
ごく簡単に説明してみましたが、独占的競争には3つの条件があります。
- 多数の競争相手
- 差別化された製品
- 長期の自由参入と退出
これらの3つの条件にはそれぞれ、
独占市場や完全競争市場の特徴が、入っています。
(つづく)
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