おちゃらけミクロ経済学: 寡占市場~相互依存の状況と利得表 その2

2013年11月7日木曜日

寡占市場~相互依存の状況と利得表 その2

利得表は相互依存の状況を説明する



前回、「囚人のジレンマ」ではなく、その前の一歩手前として、
経済モデルによる簡単な「ゲーム理論」について利得表を用いて言ったので、
それをやりましょう。



イメージするのは、いつぞやのシリーズで登場した
ある町で、コーラの生産・販売にかかわる寡占(複占)市場です。





Coca Cola Collection / The Next Web





複占市場の需要表





確かその町でのコーラの需要表は、こんな感じでしたね。
総需要量が60,000ℓのときに、総収入(総利潤)が360.000円で最も大きくなります。



つまり、この町でコーラの製造・販売を担っている複占企業の
P社とC社は、合計で60,000ℓを供給すれば、
複占市場としての利潤を最大化できることになります。



コーラの需要表





利得表は相互依存の状況を説明する





じゃあ、2つの企業で30,000ℓずつを仲良く分け合って、供給すればいいのでは?
と、考えてしまうかもしれませんが、なかなかそうはいきません。



どうしても、寡占(複占)市場では両者ともに抜け駆けをして、
より多くの生産を行おうとしてしまいます。(理由はコチラ)



この、複占企業のジレンマを分かりやすく、一目で説明できるのが
4つのハコからなる利得表です。詳しいことは、次回のブログで説明しましょう。



利得表



















0 件のコメント:

コメントを投稿