おちゃらけミクロ経済学: 「フツーの会社」がそこそこ儲かる理由 独占的競争市場の均衡 その1

2014年1月16日木曜日

「フツーの会社」がそこそこ儲かる理由 独占的競争市場の均衡 その1

均衡の考え方から独占的競争市場を考える




さて、経済学の重要な概念の1つに均衡というものがあります。


【均衡】


何か違うことをしてみても誰も自分の暮らしを改善できなくなった状況。
または需要と供給が等しくなった状態。


この概念に基づいて、独占的競争企業の短期利潤を見てみると、
均衡していない状態になります。


利潤を得ている独占的競争企業





損失を被っている独占的競争企業





ビジネスチャンス!が豊富な市場





均衡の含意は、独占的競争企業は短期的にとって、


  • 利潤が得ている
  • 損失を被っている


という状態になっても、自分の「暮らし向き」が変わる可能性があります。
商売っ気まんまんで、ポジティブな言い方をすると、
「ビジネスチャンスがある!」ということになりましょうか(笑)。




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自由参入と自由退出がビジネスのカギ




で、その「ビジネスチャンスがある!」と言う状態を図で表すとこうなります。
これは独占的競争市場の性質の1つである、長期の自由参入と自由退出
特徴を捉えています。費用に関する曲線は、省略しています。



需要曲線が右シフト(利潤が多い場合)





需要曲線が左シフト(利潤が少ない場合)





(つづく)







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