おちゃらけミクロ経済学: 独占的競争企業の短期利潤 その1

2014年1月9日木曜日

独占的競争企業の短期利潤 その1

商売の豆知識 最適生産量ルールと平均総費用




前回のシリーズでは、こんな感じ↓で独占的競争市場
需要曲線と限界収入曲線を説明しました。



独占的競争市場の需要曲線と限界収入





※青色が需要曲線で水色が限界収入曲線



需要曲線と限界収入の差が、独占的競争市場の
独占利潤が発生する理由ですが、これだけでは利潤は確定できません。



なぜなら、この図には費用曲線が書かれておらず、
どれぐらい生産するのか、分からないからです。
それにしても、いかほど作れば良いのでしょうかね~?




Pounds Payment / .v1ctor Casale.





最適生産量のルール 限界収入= 限界費用





いかほど作れば良いかという問いには、完全競争市場の最適生産量のルール
そのまま当てはめれば良いだけです。



  • 限界収入 = 限界費用



図で言えばこのように、限界収入曲線MRと限界費用曲線MCが交差する生産量で、
利潤最大化生産量とも言います。


マンツーマントレーニングの最適数量






「儲かりまっか?」→平均総費用はいくらかかりますか?





これで「いかほど作るべきか?」は決定しました。
で、あとはそんだけつくったら「なんぼ儲かりまっか?」という話です。



「なんぼ儲かりまっか?」とはすなわち利潤のことですが、
これは限界でもって差し引きするのではなく、そのときの平均総費用で計算します。



(つづく)







0 件のコメント:

コメントを投稿