価格機能がマヒしたら経済は非効率になるよ!
経済が効率的であるためには、
についてそれぞれ効率的であることが必要です。
これらは効率性の基準の前提となっているのが、経済シグナルとしての価格です。
上記にあげたブログでは、価格が機能して、
経済の効率性が当然の如く達成されることを述べていますが、
残念にして機能不全に陥ることもあります。
ではどんなときに、経済シグナルとしての価格が機能しなくなるのでしょうか?
神戸税関 / junicorn
価格がマヒするときその1~割当・消費税(売上税)・関税
価格が機能しなくなる1つめのパターンは、ある特定の人間や団体が
恣意的に資源を囲もうとする場合です。箇条書きするとこんな感じ。
- 統制経済における割当制度
- 取引における消費税または売上税制度
- 貿易における関税制度
このうち、
1番目の統制経済における割当制度
2番目の取引における消費税または売上税制度
は、当ブログでも取り上げたことがありますので
良ければリンクをクリックしてください。
ザックリとしことを言うと、これらの制度は、本来の価格よりも高いところで
取引を終わらせてしまうため、財・サービスの供給不足を招きます。
この財・サービスの供給不足が、市場に非効率性をもたらします。
価格がマヒするときその1~共有資源・人為的希少財・公共財
価格が機能しなくなる2つめのパターンは、そもそもその財やサービスが、
市場での取引に向いていないために発生するものです。
ここまで財・サービスについて何でも一括りに説明してきましたが、
実は、消費の排除可能性や消費の競合性などを基準に4種類に分けられます。
4つのタイプの財
このうち市場が効率的に供給できるのは、私的財と呼ばれるタイプのものだけです。
あとは、政府の介入などなどが必要だったりします。
このことを説明しだすと記事の1個や2個では済まなくなりそうなので、
また別個に特集を設けて書くことにします。
(「産出水準の効率性」シリーズ終わり)
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