おちゃらけミクロ経済学: 「フツーの企業」はもうかるか? 独占的競争の利潤 その1

2014年1月3日金曜日

「フツーの企業」はもうかるか? 独占的競争の利潤 その1

じぶんとこで好きな値段を決めるためには…




今まで(リンク)、独占的競争市場では、
製品差別化が重要なポイントですよ~」と述べてきました。
それができれば、企業はある程度自由に価格を決められるからです。



とはいっても、実際、現実の世界で製品差別化をして、
よその企業より高い価格で販売をしようと思えば、



  • 営業
  • 広告・宣伝
  • マーケティング
  • 品質改善
  • SEO検索


…etc


など、消費者に認めてもらうための、ネバーエンディングな作業が必要になります。
世の中のたいがいの会社(企業)は、これらを無限に組み合わせて、
事業活動を行っているわけです。





Endless Candy / *PaysImaginaire*






需要曲線で3つの市場を比較





と、「フツーの会社」が地道に汗臭い作業を経て、製品差別化をする理由について、
文章で説明していてもラチがあかないよう気がします。



他の市場における需要曲線と比較してみましょう。
比較の対象は、完全競争市場と独占市場です。



完全競争市場の需要曲線と限界収入





独占市場の需要曲線と限界収入





独占的競争市場の需要曲線と限界収入







似ているところもあるし、全然違うところもあるし






どうでしょうか?見た目の感じとして
次のようなことを感じられたのではないでしょうか?



  1. 完全競争市場と、独占市場・独占的競争市場は線の傾きからして違う!
  2. 独占市場と独占的競争市場は、同一なのか?



次回ではこれらの疑問について詳しく考察していきましょう。


(つづく)



























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