「フツーの会社」のもうけの構造
世の中のいわゆる「フツーの会社」が、「なんぼ儲かりまっか?」と聞かれて、
利潤を確定させようと思えば、ざっくりと次の3つの作業が必要となります。
- 価格を決める
- 販売(生産)数量を決める
- 費用を決めて収入と費用の差分を取る
価格と数量の決定は、最適生産量のルールというものがありますので
それを見て決定します。限界収入と限界費用が交差するところで決まっちゃいます。
ここまでは前回も説明しましたが、問題は費用をどう取るか?ということです。
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世間一般でいうコストとは平均総費用のこと
このときの費用とは、平均総費用というのものを取ります。
限界費用とごっちゃになりそうですが、両者はまったく違います。
(その辺の詳しいところはここらで説明)
その平均総費用曲線を記入すれば、下記の図のようになります。
利潤を得ている独占的競争企業
なんかヘンテコなU字型の曲線が登場していますね。
でも、需要曲線(価格)の方が、費用よりも上回っているので、
これで利潤が出ている状態です。
(平均総費用曲線がヘンテコなU字型の曲線になる理由はコチラ)
コストが収入を上回れば損失(当たり前の話)
当然、需要曲線(価格)よりも費用の方が上回ってしまうと
損失が生じます。その損失が出ている状態を、表すとこの図の通りになります↓
損失を被っている独占的競争企業
’「独占的競争市場の短期利潤」シリーズ終わり)
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