ブラックマーケットについて
どうも。えちぜんやよーたです。
さて、前回のブログの「線で広がるブラックマーケットの世界」をUPしました。
たかが一本の線が「ブラックマーケット」と何の関係があんねん、って感じですね。
価格規制
まぁまぁそう言わず、
需要と供給の図の、Y軸に対して垂直になるように 線を引いてみなはれ。
価格規制の効果(下限価格規制)
すると需要曲線と供給曲線は点Eで均衡していたのに、
「一本の線」で交点が、A,Bの2か所に分かれます。
実は、需要と供給が、自然と一致する均衡点よりも、
人為的に上の価格を、取引価格としてしまうと、
需要は少なくなり、 供給は多くなります。このとき供給過剰の状態が発生します。
供給過剰の状態が発生すると思わぬ「副作用」が発生します。
最低賃金
例えば最低賃金について考えてみましょう。
E点が去年の最低賃金が時給750円だったとします。
下限価格規制によって、時給が800円になるとどうでしょう。
- 労働供給は増加(労働市場で労働サービスを供給する労働者は増える)
- 労働需要は減少(労働市場に労働サービスを供給する雇用主は減る)
結果、労働サービスが過剰発生し、失業者の増加という「副作用」を招くことになります。
価格規制の効果2
ここまできてようやく冒頭のネタが登場します。
そう、ブラックマーケットの出現です!以降はあくまで、「管理人の予想」です(笑)
・失業の増加
↓
・就業に絶望した労働者の発生
↓
・政府当局から雇用を隠したい雇用主の発生
↓
・両者の思惑が一致
↓
・労働ブラックマーケットの発生
ちなみに人為的に定めた賃金が均衡点Eよりも下の価格であれば、
「副作用」は生じないと思います。
もっともそうなれば「何のための最低賃金の規制か?」という
声も聞こえてきそうですが。。。
(「ブラックマーケット」シリーズ終わり)
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