おちゃらけミクロ経済学: 利潤最大化と費用その6

2012年12月13日木曜日

利潤最大化と費用その6


限界費用と平均総費用(平均費用)について



利潤最大化と費用その5
利潤最大化と費用その4



では、それぞれ費用をはかる概念として、
総費用限界費用という概念が登場しました。



今回のブログでは、平均総費用という概念について考えてみましょう。
単に、平均費用と呼ばれることもあります。



平均総費用限界費用は、一見すると似たような概念に、
見えるかもしれません。しかし、両者の概念はまったく異なります。



平均総費用→生産物1単位につき生産費がいくらかかっているかを示す費用
限界費用→→さらにもう1単位生産するのにかかる費用



と、文字だけで表現しても分かりにくいと思います。
従って、問題形式で考えていきましょう。




信長くんのソフトクリームビジネス(その3)




信長くんは、自分でソフトクリームのお店を営業しています。
ソフトクリームの生産量や、従業員の賃金など生産するための条件は、


利潤最大化と費用その4
利潤最大化と費用その2


のときと同じです。




ソフトクリームビジネス

ボーイ アンド ガール boy and girl / "KIUKO"


基本問題の確認



【問1】



下の図にもとづき、ソフトクリームの各生産について、
平均固定費用、平均可変費用、平均総費用を算出しましょう。



限界費用と平均総費用の違い




限界費用と平均総費用の違い



ヒント:ピンク色の各費用の部分を、ソフトクリームの生産個数で割り算をします。




【問2】


平均固定費用、平均可変費用、平均総費用をグラフに書き込んでみましょう。






ヒント:問題文のワークシートの、可変費用と総費用を取り出して、グラフを作成しましょう。



応用問題にチャレンジ!



【問3】


平均総費用が最小になるのは、ソフトクリームを何個生産したときか?





ヒント:平均総費用は、生産量の少ない時は減少しますが、ある一定の生産量で上昇します。
(問題の解答はコチラ!)





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