固定費用と可変費用と総費用
前回のブログより、企業(会社)の最大の目的は、
「利潤の最大化」であることを説明しています。
そして、その利潤とは、次のような数式で算出することができます。
- 利潤 = 総収入 - 総費用
この数式のうち総収入は、簡単に求めることができます。
生産数量(販売数量)×販売価格です。
しかし、総費用については、総収入のように簡単に求められません。
なぜなら、ひとくちに総費用といっても、
- 固定費用(平均固定費用)
- 可変費用(平均可変費用)
という、2種類の、異なる性質の費用があるからです。
これらは、生産量が変化し、均した(ならした)ときに、異なる動きをします。
実は、この両者の異なる動きが、費用と利潤の話を、複雑にしています。
といっても、これらのことを「教科書的」に説明すると、
ブログのアクセス数や、平均滞在時間が、減少しそうです(苦笑)
簡単なケーススタディをしながら、説明していきましょう。
RIMG1471 / vaboo.com
信長くんのソフトクリームビジネス(その2)
信長くんのソフトクリーム屋さんでは、
下記のような生産関数(従業員数と生産量の関係)があります。
また、信長くんは従業員1人当たり、1日8,000円の賃金を支払っています。
その他の、可変投入物(牛乳、コーンなどの変動経費)には、
ソフトクリーム1個につき、50円がかかります。10,000円が必要です。
信長くんのソフトクリームビジネス 可変費用と総費用
基本問題の確認
【問1】
110個のソフトクリームを作るときの、可変費用と総費用は、いくらになるでしょうか?また200個の場合は、それぞれいくらになるでしょうか?
ヒント1:問題文にあるワークシートの、ピンク色の部分について、計算をしましょう。
応用問題にチャレンジ
【問2】
信長くんのソフトクリームビジネスにおける、可変費用曲線と総費用曲線を、図示してください。
ヒント1:問題文のワークシートの、可変費用と総費用を取り出して、グラフを作成しましょう。
【問3】
はじめの220個を生産するときの、限界費用はいくらでしょうか?次の400個を追加生産するときの費用は、いくらでしょうか?
それ以降の、追加生産の限界費用をすべて算出してください。
ヒント1:下のワークシートを参考にして、青色の限界費用の部分を計算しましょう。
信長くんのソフトクリームビジネス 可変費用と総費用と限界費用
(答えは次回のブログで!)
0 件のコメント:
コメントを投稿