何のための企業か?
この世の中には、数え切れないくらい企業が存在します。
形態でいえば、株式会社、有限会社、協同組合、地方公共団体、
公営企業、社会福祉法人、宗教法人、個人商店など、
家から、一歩外に出れば、無数の企業が存在することを目にします。
この中で、営利の社団法人である「株式会社」(いわゆる会社)は、
何のために存在するのでしょうか?
もちろん、代表者が自社の商品やサービスそのものが、大好きだからかもしれません。
その商品やサービスを、より多くの人に使ってもらいたい、ということも考えられます。
しかし、最大の理由は、「お金を儲けたい」、ということでしょう。
経済学的な立場で申し上げると、「企業は利潤の最大化をはかる」、というのが目的となります。
/ HOSONISM
総収入・総費用・利潤
それでは、ここでいう「企業の利潤」とは、何を指すのでしょうか?
製パン業を例にとって、考えてみましょう。利潤を表すためには、まず2種類のお金が登場します。
- 総収入(パンの販売によって得られた金額)
- 総費用(小麦粉・塩・砂糖・労働者に支払う賃金)
そして、利潤は総収入から総費用を差し引くと、求めることができます。
総収入-総費用 = 利潤
計算機(電卓)アプリ / yto
総収入と総費用の測り方
さらにつっこんで考えてみましょう。
会社が、利潤を最大化するためには、総収入と総費用の測り方を
詳しく観察する必要があります。
新しいおもちゃ「電卓」で遊ぶ(2011/11/26) / yto
まず、総収入は、簡単に測ることができます。
もし、1斤1,000円のパンを10斤売れば、10,000円の総収入となります。
総収入 →→→ 生産物の数量×販売価格
ところが、費用の測り方は、少し複雑になります。
総収入のような、単純な掛け算で測ることはできません。
総費用 →→→ ???
次回以降で、この費用の測り方について、考えてみましょう。
(つづく)
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