ブログの満足度の測り方
「おちゃらけミクロ経済学」といっても、基本はブログサービスです。
そのため、Googleが運営しているBloggerサービス以外にも、
他にどんなブログサービスがあって、どんな個別サービスがあるのか、けっこう気になります。
その中で管理人が、知る得る限りで特徴的なブログサービスをあげるとすれば、
はてなダイアリーが挙げられます。(2013年2月28日現在)
何が変わっているかといえば、「はてなスター」という機能があることです。
はてなダイアリーを使っているブログを見ると、記事の隅のほうに、★(星)をつけることができます。
- Chikirinの日記(上の方)
- 脱社畜ブログ(下の方)
「はてなスター」はリアルな世界でいうところの、「あいさつ」みたいなもんです。
また、面白い記事に出会うと、思わず★を付けたくなります。
「あいさつ」だけではなく、一種の満足度を表す機能でもあります。
どのサービスが満足度を測れるか?
でもそのような機能は、このBloggerの「g+1」とか、facebookの「いいね!」ボタンにもあります。
これらと何が違うのでしょうか?それは、1人当たり付けられる個数が、違うということです。
- はてなダイアリーの「★」→何個でもOK
- Bloggerの「g+1」→1個のみ
- facebookの「いいね!」→1個のみ
Bloggerの「g+1」やfacebookの「いいね!」ボタンは、1人1個しか付けられません。
以前付けた投稿と比べて、どちらの方が、満足度が高いのかは、分かりません。
それに対して、はてなダイアリーの「★」は、1人が1つの記事に対して、
複数個の「★」を付けることができます。そのため、後でどの記事が満足度が高かったのか、
比較することができます(もちろん主観的な比較しかできないが)。
はてなスターは満足度を表す
はてなダイアリーの「★」は、ちょうど消費者の効用と置き換えることができます。
ミクロ経済学でいうところの効用とは、消費者行動を理解するための概念で、
財やサービスの消費から得られる、満足の尺度を表します。
「★」は複数個付けられるため、「あの記事とこの記事のどっちが面白かったか?」
ということを、数値で表すことができます。これからお話しする内容は、
そんな主観的な評価について考える、消費者の効用理論についてのお話です。
(つづく)
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