賃金と余暇のトレードオフについて
前回のブログで、こんな供給曲線を作成しました。
ミクロ経済学の用語を使うと、後方屈曲的な労働供給曲線といいます。
後方屈曲的な労働供給曲線
今回は、曲線そのものではなく、軸についてのお話をしましょう。
(赤色の枠で囲った部分について)
後方屈曲的な労働供給曲線 軸の見方
軸のみかた~労働時間と賃金率
一般的な財・サービスの供給曲線の軸を見ると、次のようになっています。
- 横軸→生産量
- 縦軸→価格
これを、労働供給曲線に読み替えると、次のようになります。
- 横軸→労働時間または余暇時間
- 縦軸→賃金率
時間は稀少な資源である
労働供給曲線の分析(ブラック企業の分析)をするためには、
まず1日24時間という時間は、「稀少な資源」であるという前提に立ちます。
その「稀少な資源」である時間について、
- 労働にあて賃金を得るか?
- 休息にあて余暇を得るか?
トレードオフの関係としてとらえ、労働供給曲線の分析を単純化します。
後方屈曲的な労働供給曲線 軸の名前
ただ、労働をして賃金を得る満足感と、休息をして得る満足感は、
どうやって比較するんでしょうか?
(つづく)
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