「どれぐらいか?」の選択
今回も前回のシリーズに引き続き、消費者行動の分析に関する話題です。
テーマは、財やサービスをどのように組み合わせて消費することで、
自分の満足度を最大化させるか、という最適消費についてです。
この最適消費の考え方が分かれば、応用として次のようなことが分析できます。
今回は「結論」よりも、その「結論」に至る「過程」が重要です。
- 1時間あたりの賃金が増えたとき、労働時間を長くするか?余暇に回すか?
- 銀行の利子率が上がったとき、貯蓄を増やすか?消費を増やすか?
Emerging Media - Twitter Bird / mkhmarketing
はてなダイアリーを読むか?twitterを見るか?
あなたは毎日のひそかな楽しみとして、仕事が終わった後にはてなダイアリーと
twitterのtweetを眺めることです。世間の人々が、本音として何を考えているかということに
とても興味を持っています。
ただし、あなたが、はてなダイアリーとtwitterを眺めることに以下のような制約条件があります。
- 眺める時間は1日あたり20分まで。
- はてなダイアリーの記事を1本読むのにかかる時間は4分。
- twitterのtweetを一つ読むのにかかる時間は2分。
これらの条件にもとづいて作図をすると、次のようになります。
はてなダイアリーとtwiterの組み合わせ
右下がりの予算線
このグラフで表された右下がりの直線は、予算線と呼ばれます。
なぜこのような形状になるかは、時間の割り当てについて、極端な例を2つ上げれば分かります。
- 20分すべてをはてなダイアリーの記事を5本読むことに費やす→座標(5,0)
- 20分すべてをtwitterのtweetを10個読むことに費やす→→→→座標(0,10)
これら、2点間の座標を結べば、このような右下がりの直線になります。
(つづく)
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