おちゃらけミクロ経済学: ブラック労働をするか否か その4

2013年4月19日金曜日

ブラック労働をするか否か その4

代替効果と所得効果の補足説明




今回のブログは、前回のブログで載せた作図の補足説明です。
前回の作図と合わせて、ご覧下さい。



前回、ビールとピーナッツの予算制約線において、ビールの価格だけが下落した場合、
無差別曲線予算制約線最適消費点がどのように変化するかを説明いたしました。
今回は、このうち最適消費点に絞って作図をしていきます。





beer

beer / galaygobi





最適消費点の変化





1.ビール価格の下落前の元々の消費点


最適消費点の現状







2.下落後、限界代替率の変化→主観的な好みの変化



代替効果による最適消費点の変化








3.厚生の変化→全体的なパイの増加



所得効果による最適消費点の変化







なお、ビールの価格が下落した場合、2だけとか3だけの変化が現れる、
というわけではありません。1→2→3の順番で、一連の変化として、総効果が発生します。
(つづく)





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