後方屈曲的な労働供給曲線について
前回のブログでは、賃金率が上昇したときに、
賃金と余暇の選択は、どのように変化するかを説明しました。
賃金率が低い水準にあるとき代替効果が強く、
余暇時間は減少する(労働時間は増加する)。
代替効果が強いときの変化
賃金率が高い水準にあるとき所得効果が強く、
余暇時間は増加する(労働時間は減少する)。
所得効果が強いときの変化
一般的な供給曲線とは異なる労働供給曲線
上記の関係を賃金率と労働時間の関係だけにしぼって言うと、
次のような表現になります。
- 賃金率が低いときの賃金率上昇→労働時間は増加する
- 賃金率が高いときの賃金率上昇→労働時間は減少する
さらに文章ではなく、作図で表現すると、後方屈曲的な労働供給曲線が出来上がります。
賃金率を縦軸、労働時間を横軸に取ります。
後方屈曲的な労働供給曲線
(つづく)
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