おちゃらけミクロ経済学: 取引利益と税金と死荷重

2012年9月16日日曜日

取引利益と税金と死荷重

「取引利益」シリーズまとめ



需要と供給の法則において、
価格が下落すると、消費者余剰は下落します。



価格が下落したときの消費者余剰


価格が下落したときの消費者余剰



逆に、価格が上昇すると、消費者余剰は減少します。



価格が上昇したときの消費者余剰


価格が上昇したときの消費者余剰



これまで5回にわたって「取引利益」シリーズを
引っ張ってきたのは、この2つの消費者余剰の変化について、説明するためです。




議会で説明

Board of Public Works Meeting / MDGovpics



取引利益と税金と死荷重



この図、何かに似てませんか?
お心当たりのある方ありがとうございます。あなたは、当ブログの愛読者です(笑)
それは税金死荷重です。



政府の税収がかかった図






普段、みなさんが「ぜーきん」と聞いて、あまりイイ顔しなくなるのは、
「超ラッキー!!!」(個別消費者余剰)が、感じられなくなるからなのです。



それもただ単に政府の税収によって、「超ラッキー!!!」が、
感じられなくなるだけではありません。



価格の上昇(課税)によって、社会的損失である死荷重までも、感じてしまうからです。
もちろん感じ方は個人によって、さまざまです。ここでは、「個人が」というより、
社会全体として、そう感じてしまうということです。



ちなみに「取引利益」シリーズでは、生産者余剰については触れていません。
しかし、税金のくさびかかると、売り手の生産者余剰も、減少します。
個別消費者余剰と同じことです。



「取引利益」シリーズは、今回で終了です。
次回からは、みなさんがイヤ~な顔する「ぜーきん」について、
逆手にとって利用することを考えてみたいと思います。
((ノ(_ _ ノ)ヨロシクオネガイシマス




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