おちゃらけミクロ経済学: 社会保険料と労使折半

2012年9月6日木曜日

社会保険料と労使折半

労使折半とは



さて、サラリーマンの方には、
おなじみの給与明細書にのっている、社会保険料のお話です。
半分ずつのものが、実は半分ずつじゃないお話です。



社会保険料(厚生年金保険料、健康保険料)の負担は労使折半である」
つまり、雇用主も従業員も、社会保険料の負担は半分ずつということです。





社会保険料率の変動



厚生年金保険料は、2012年月8末現在16.412%です。
それを割ると労使それぞれ8.206%ずつの負担となります。
ただし、2017年度までは保険料が少しずつ上昇します。



名目的な負担と実質的な負担



社会保険料と、その負担割合を見ると、
「社会保険の負担はやっぱり労使折半じゃないか!考えるまでもない!」
ということです。



確かにその通りでしょう。ただしそれは名目的に平等なだけです。
従って、ここから下では、実質的なお話をいたします。




まず前回のブログで紹介したこの図を思い出しましょう。



社会保険のくさびがかかった労働市場 





社会保険のくさびがかかった労働市場





そしてもうひとつ、思い出してください。
「需要の弾力性が、供給の弾力性より高いと、税金の負担にとってより高いものとなる」 
→→→参考記事




労働市場の死荷重






労働市場の死荷重




なんだか下の方の三角形、
つまり、労働を供給する側の死荷重が大きいですよね。




それではやっぱり・・・
(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・
(つづく)




















0 件のコメント:

コメントを投稿