ぜいたく品と税金の相性
- 自家用飛行機
- 毛皮
- 宝石
- 高級自動車
単語を並べただけで「バブリー」なイメージがします。
今でいう「セレブ」というところでしょうか?
でも黒木瞳さんとかのイメージを思い出しても、「バブリー」という単語と結びつかへんな。。。
あまりぐちぐち書くと自分の年と発想の貧困さが、バレてしまいそうなので、このへんでやめときます
ぜいたく品には奢侈税を
1990年にアメリカ議会ではこれら「ぜいたく品」にたいして、
奢侈(しゃし)税という税目を採択しました。
この税目は富裕層に対する税収UPを目的です。
(目的は他にもあるような気もしますが、管理人は寡聞にして多くを知りませんので脱線は控えます)
しかしこの税目は1993年にあっさり撤廃されます。
富裕層からの税収が思うように上がらないばかりか、予想しない「副作用」をもたらしたからです。
そのときの様子をマンキューさんの
経済学テキストの記述から引用してみましょう。
"ヨットに対する需要は極めて弾力的である。百万長者はヨットを買わなくても全然構わない。そのお金でもっと大きい家を買ったり、ヨーロッパでバカンスを楽しんだり、あるいは相続人に巨額の遺産を残すこともできるのである。対照的に、ヨットの供給は、少なくとも短期においては比較的非弾力的である。ヨットの工場は代替的な用途に簡単に転換できず、ヨットを製造する労働者は市場状態の変化に反応して進んで転職しようとはしない"
グレゴリー・マンキュー 「マンキューミクロ経済学第2版」 東洋経済新報社(P181)より
つまり、こういうことです。
「お金持ちのお客さんは、ヨット以外のお買い物をしてしまい、
ヨット工場やその従業員が、ヨットの受注減で困ってしまった」
傾きが違う需要供給曲線
どうしてこんなことが起こってしまったのでしょうか?
引用部分を需要と供給の図にもとづいて、作図してみましょう。
ヨット市場の需要供給の法則
あれれ?この図は今まで違いますね。
一番初めの記事に登場した図と比べてください。
需要曲線と供給曲線の、傾きが極端に異なります。
実は、この傾きの違いが、ぜいたく税の副作用を生む原因となります。
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